金利据え置きの日本で将来の変動金利リスクを考える
2022/11/15
金利の動向が注目を浴びています。
アメリカやヨーロッパは、景気の加熱感や物価高を緩和するために、金利が引き上げられて、そのための円安、ドル高が進行しています。
(この1週間ほどちょっと落ち着いたようです)
しかし、日本は低金利を据え置き、いわゆる「異次元の金融緩和」が続くようです。
今の国会で、日銀の総裁に対して、野党からは「今の日本の経済状況になったすべて責任は日銀なんだ」みたいな聞くに堪えないような罵詈雑言が浴びせられる場面がありました。
僕は、そのやり取りを見ていて、腹が立ちました。
「だったらどうやれば良かったんだ、結果だけみて責め立てる、本当に気楽で勝手な連中です」
私は、安部首相と黒田総裁のこの「異次元の金融緩和」政策を支持しています。
これしかなかったと思います。
そして、住宅ローンを考えました。
将来、この「異次元の金融緩和」政策の目的が達せられる場面になれば、金利は引き上げられることになります。
その目的が達せられる場面とは・・・。
「景気がよくなり、大部分の人の給料が上がる」
そして
「金利が上がる」
そうなると、住宅ローンを変動金利で組んでいる人は、返済額が増える。
大部分の人は、給料があがるので、住宅ローンの増加に対応できるでしょう。
しかし、ローンの増加に耐えられなくも相当数出てきます。
あるサイトで計算していました。 (転載です)
3,500万円を35年ローンで支払う場合
金利上昇割合 |
毎月の返済額の増加額 |
総支払額の増加額 |
0.5% |
6,818円 |
約245万円 |
1.0% |
13,948円 |
約500万円 |
1.5% |
21,388円 |
約770万円 |
金利が、1.5%上昇すると、毎月の返済額が、21,388円増えて、総支払額は、770万円増
えます。
今から15年ほど前の、2007年頃のフラット35の最低金利は、3.0%ほどでした。
今は、1.5%です。 1.5%上昇しています。
専門家も、金利上昇に備えて貯蓄をするなり保守的なリスク管理をすべきと警鐘をならしています。
余裕ある返済計画が立てられる人は良いです。
そうでない人、これからの人生を希望的観測で見てませんか。
冷静に自分のこれからの収入と家族の生活、自分の人生の優先順位を考えていますか。
大手ハウスメーカーのCMでは、「家族の大空間」みたいな溜息がでるような素晴らしい家が映し出されます。
だけど、そんな家でなくても十分幸せです! と言いたいです。
中古住宅に手を入れても快適に住めますよ! と言いたいです。
変動金利は、よく考えましょうね! と言いたいです。
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